イトウのグルーミング講座 『カット＆爪切り編 』

今日はカットについてご紹介します。

引き続きモデルはハリー。

いつもニコニコ笑顔です。

カットする箇所は顔周り、耳及び耳の後ろ、

前足、後ろ足、尻尾です。

他の箇所は家庭犬ではカットする必要がないと思われます。

サマーカットではお尻の飾り毛を切るサロンもありますが、

基本的には切らない方がいいと思います。

カットでイトウが使う道具はこれらです。

すきバサミも使いますが今回は省略します。

トリミングナイフの使い方も省略。

詳しいカットの仕方も省略します。

それではまず顔周りから。

眉、マズル、顎の下や頬のヒゲや

ニョキっと出た毛をカットします。

顔は一番目立つので、ヒゲなどを

カットするとスッキリとした印象になります。

猫と違って家庭犬にヒゲは必要ないと思います。

（猟に従事し、藪などに入る犬は別です）

耳も形に添ってカットし、

耳の後ろの飛び出た余分な毛もカットします。

次に前足です。

『キャットフット』にするのが理想。

猫が足をぎゅうとした形です。

ボサボサのモップみたいになった足を

この様にカットします。

パットから飛び出た余分な毛をカット

指と指の間から飛び出た余分な毛をカット

（指間の毛は必要なものなので、全部は切りません）

足の飾り毛の最下部もカットすると尚良しです。

この部分をカットすると可愛い足の形が

強調されて軽快な印象になります。

後ろ足も同様にカットし、飾り毛もカットします

（切り方は省略します）

最後に尻尾をカット。

毛筆のように飛び出た先端のみを揃えてカットします。

その他の部分はバランスが難しいのでカットしない方が無難です。

補足で『爪切り』をご紹介。

爪切りが苦手・嫌いな子は多いです。

少しずつ慣れさせて習慣化することが大事です。

『狼爪（ろうそう）』も忘れずに。

狼爪はカーブしていて、のび過ぎると足に食い込んだり、

何かに引っ掛けてもぎ取れる可能性もありますので、

必ず切るようにしましょう。

以上、簡単ですがカットについてご紹介しました。

ボサボサのヒゲや手や耳をカットするだけで見違える程可愛くなります。

うちの子がこんなに可愛いくなって♪

と大変身するハズです。

是非チャレンジしてみて下さい。

※注意

カットはハサミを使います。

ハサミは刃物ですので注意が必要です。

不安な方や慣れるまでは切れるプロ仕様のハサミではなく、

安全なハサミ（切れすぎないように先端が丸くなっているハサミもあります）

を使用することをオススメします。

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