生後3日目 『ジェニーの出産記録 その2』










茫然自失のジェニー



下を向き、赤ちゃんを凝視したまま



どうしたらいいか分からず…



赤ちゃんが泣いている



ひぇ



ジェニー、ビビる(笑)



















ぐずぐずしてはいられない。



赤ちゃんに初乳を飲ませなければならない。



新生児にとって一番大事なことである。



ジェニーを横にさせて、母乳が出るかを確認する。



よし、大丈夫。



赤ちゃんの口をおっぱいに持って行き吸わせる。



よし、よし、その調子



吸い付いたままチュパチュパ元気良く母乳を飲んでいる。



これでとりあえずひと安心。



















ジェニーはと言えば…



『ひぇー、なに、なに?なんなの?』



『変なのがくっついてるよー』



と泣きそうな顔をしている(笑)



よし、よし、そのままじっとしててね。



いまだにジェニーは赤ちゃんを産んだ自覚がない。



普通ならば赤ちゃんを愛おしそうに舐めまくって



喜びで満たされるところなのだが…



未体験の数々に頭真っ白で混乱したままである(笑)



当然、この時点で赤ちゃんも舐めていないし、



出来るなら近付きたくもない様子。



大丈夫だろうか…



ジェニーはママになれるのだろうか



赤ちゃんの世話が出来るのだろうか



一抹の不安が過ぎる



















そうこうしているうちにまた陣痛が起きてきた。



いきみが弱いのか、まだ要領が掴めてないのか



すぐには出てきそうにない。



また外へ出て歩るかせた。



戻って程なく第2子を出産。



なかなかお産が上手になってきた。



『ひぇ、またなんか出てきた』



膜に包まれた赤ちゃんを相変わらず



凝視したまま固まるジェニー



手早く膜を破り赤ちゃんに息をさせる。




















胎盤をジェニーに食べさせなければならない



口元に差し出すと



『じぇじぇじぇ』



『無理〜〜〜』



『そんなグロいもの、いらないですぅ…』



目を背けたまま拒絶



う〜ん…



まだダメか…(^_^;)



これからまだ生まれるのに大丈夫かなぁ〜



不安がさらに倍増する



同じように赤ちゃんに初乳を飲ませる



ジェニーは他を見て身動ぎしないでいるが、



まだ他人ごとような感じである。



赤ちゃんたちはママ恋しくてすがりついてくるのだが、



ジェニーは腰がひけていて



『あ、あたし、関係ないから…』



『この動いてるの、なんなの〜(涙)』



相変わらず恐怖のズンドコなのである(^_^;)



















つづく



















『リフの花』シリーズ










マタタビ











マタタビ(木天蓼「もくてんりょう」 )

マタタビマタタビ属の落葉蔓性木本。

別名「夏梅」。

この時期に林に『白い葉』が目立つようになる。

それがマタタビの葉。

花をつける蔓の先端部の葉は、花期に白化し、

昆虫を誘引するサインと考えられる。

RDCの裏山にも白い葉が目立つ。











花期は6月から7月。

ネコ科の動物はマタタビ特有の臭気に恍惚を感じ、

強い反応を示すため「ネコにマタタビ」という言葉が生まれた。

同じくネコ科であるライオンやトラなどもマタタビの臭気に特有の反応を示す。

名の由来はアイヌ語からきたというのが最も有力な説。

また、疲れた旅人がマタタビの実を食べたところ、

再び旅を続けることが出来るようになったことから

「復(また)旅」と名づけられたという説もある。

果実は熟すと美味しい。

薬用酒(マタタビ酒)の素として果実がよく使われる。

キウイフルーツマタタビ科。

(因にこの時期に葉を白くする「半夏生」という
植物もあるが、リフ地方では見かけない。)















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